作詞:竜太郎
作曲:正
くらくらと僕の頭 部屋の中で跳ね続ける
閉じた窓 倒れた椅子
おかしな僕を嘲笑う
夜がほら 深まるほど
幼児性はまた高まり
白の中 泳いでゆく
色の中に溶けていこう
目の前で明るい歌
歌う彼が僕にすすめる方法で
今の僕は終りを感じて泣き出す
濁った眼で 彼はずっと
同じ言葉を繰り返す
多分彼は その世界の
全てを僕におしつける
飼育箱の僕の世界 君はいつも眺めている
青白い霧の中で カバンを抱えたまま
霞んだ景色に怯えてる
聞こえないフリをしてる ひどく想像的な
火曜日に包まれ僕は微笑む
陽のあたる花壇の前 薬を噛んでずっと座り続ける
「空氣の渦」「死ぬ方法」「まとわりつく嘘」とか
全てが目の前 ゆらぐ ゆらぐ ゆらぐ
許されて眠るような感覚が壊れてく
公園のやさしい日溜まりの中
作詞・作曲:正
麻酔の切れかかる午後は神経が剥き出しになる
花瓶に差した花を見て美しいなんて想わない
針の先から溢れだす透明な血を想い出す
君が微笑んだとしても 私はただの「キカイ」になる
鳥籠からカナリアが裏切って逃げ出してゆく
私の中にある「軸」が少しずつ歪んでしまう
懐かしい匂いは白いタイルの影に隠れてる
子宮の記憶を無くして 私はただの「キカイ」になる
塗り潰した本能に
答えが隠されていれば
絶望の手掛かりさえも
見つけだすことが出来る
ABSTRUCT MY LIFE
作詞:竜太郎
作曲:正
窓の外から唄が聞こえる
公園で赤い目の子供が犬を焼き始めた
そんな日曜日 オレンヂ色した
最悪な感覚に身体を飲み込まれ続けた
床に転がる妊婦の爪を
齧りだす灰色の鼠を 足で踏み潰した
螺旋階段をゆっくり落ちていく
くだらない君をあたしは眺めてる
湿った部屋の中 閉じ込められるから
あたしは逃げてゆく あたしは逃げてゆく
「ああああ。」
髪の無い少女 天井の上
汚れてる絵本から素敵な言葉を選びだす
作詞:竜太郎
作曲:正
たとえば あなたが
僕の前で笑ってても
酸素の足らない僕はいつも
喘いでいる
何ひとつ 生まれてこないような
薄暗い 僕のこの朝で
戸惑って 繰り返す 真昼のいやな夢
いつまでも 怯えてるから 見つけて
暫く 青くて狭い部屋で 探していた
思いもよらない場所にきっと かくれてる
戸惑って 繰り返す 真昼のいやな夢
いつまでも 怯えてるから 見つけて
夜が染み渡り またじわりと
置き去りの僕 泣きだしそう
雨の匂いから 生まれてくる
少しだけ僕 素直になる<
頭の中には住みついてた虫達が騒ぐよ
柔らかい痛み 包まれてく
おかしくなりそうで―。
夜が染み渡り またじわりと
置き去りの僕 泣きだしそう
雨の匂いから 生まれてくる
少しだけ僕 素直になる
夜が染み渡り またじわりと
置き去りの僕 泣きだしそう
落ち込みたがった僕がほら ドアの前 微笑む
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